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RENT観ました! [音楽&映画&舞台の世界へ]

新生JAPAN RENTが上演されると知ってから早数ヶ月。
RENT HEADSを自称する私は、迷わず東京のチケットをゲット!久々だな~[わーい(嬉しい顔)]。オールキャストが入れ替わるから、まったく違うものになってるのかな~??とワクワクドキドキしっぱなし[黒ハート]

同じくHEADSのC嬢と、新しく今年オープンしたばかりの劇場“シアタークリエ”に向かいました。
開場前から当日券の列などで劇場前は人でごった返し(^^;。こんな感じ↓

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C嬢とも話をしたのですが、当日券目当ての人はやっぱりリピーターが多いみたい。一度観て、その良さにハマッたんだろうな~と思うと期待に胸がふくらみます[ハートたち(複数ハート)]

まだ上演中で大阪公演もあるので、ネタバレOKな方は以下へどうぞ。
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座席は1階右手後方。
ステージから遠いかなと思っていましたが、会場そのものがそんなに広くなかったので、結構近い感じでうれしい。

まずステージの作りが初代や2代目のRENTのときと大きく違っていました。
中央にロジャーとマークの部屋が再現されていて、それは限りなく映画版RENTの影響大。以前だったらストーブと長机しかなかったから不思議な感じ。しかも少し高く作られている上に小さい・・・。役者さんが動きにくくないのかな?と心配になるほど。
でも、実際はドリフのように(例えがマズイ?笑)回転舞台になっていて、表が部屋なら裏はベランダ。うまくスタッフが回しながら場面転換していました。

今回はWキャストの多い舞台です。
私たちが観た16日は以下のとおり。

マーク ・・・ 森山未來
ロジャー ・・・ K
ミミ ・・・ Jennifer Perri
コリンズ ・・・ 米倉利紀
エンジェル ・・・ 田中 ロウマ
ジョアンヌ ・・・ Shiho
モーリーン ・・・ 望月英莉加
ベニー ・・・ 白川侑二朗

森山くんとKという組み合わせがぜひ観たかったんですよね~[ぴかぴか(新しい)]。C嬢は若干の不満を持っていたようでしたが(笑)、チケットを取る私がワガママを炸裂(イヒ)。写真を見る限り、エンジェルも田中くんのほうを観たいと思ったしね。
で、実際始まってみてどうだったかというと・・・。

マークこと森山未來くんは、思ったよりハジけてました。
初代と2代目でマークを演じたのは今や押しも押されもしない人気俳優になった山本耕史くん。つい山本くんやブロードウェイで初代マークを演じたアンソニー・ラップのイメージで観てしまったからかもしれませんが、子どもっぽいマークという感じでした。
動きがコミカルなんですよね。そこですごく過去との演出の違いを実感。
あと、前半ちょっと声が出てなかったのが悔やまれるな~[ふらふら]!!セリフの多い役だけに、マイク頼りだと聞き取りづらかったです。

ロジャーことKは、妙に「これぞロジャー!!」というハマリっぷり!
過去のキャストと比べて若すぎるというのはありますが(笑)、過去に一度栄光をつかんだ後の落ち目なニューヨーカーという感じが良く出ていたし、影を背負った雰囲気はいいなぁと思いました。
何より、今更ですが日本語ペラペラ(笑)。韓国語の片鱗みたいなものは一切感じさせず、まったく違和感なし。歌手なだけあって、歌も申し分ありません。
個人的にかなりお気に入り[ハートたち(複数ハート)]

ミミことジェニファーは、とにかく声がイイ!!!
すごくかわいい声で、映画版のミミと似ている気がします。足もすらりとながくて、赤いチェックのコートがまた似合うんだよなー(←オヤジ目線)。
ただ、ミミは夜になるとショーパブでSEXYに踊っているダンサーという設定。ジェニファーはそれにしてはちょっとSEXYさに欠けたかな。胸や太ももにもう少しわざと肉をつけたほうが、絶対らしくなると思います。あと、ダンスそのものも、もう一声!という感じ。

コリンズこと米倉さん。正直、昔っから音楽雑誌などで知っていた方なので、こんな形で初めて拝見するのは不思議です。
でも、めちゃめちゃインテリ系コリンズーーー[ぴかぴか(新しい)]!!意外にも雰囲気作りは誰よりも成功しているのかも、と思うほど大学で教鞭をとっている感じが出ていてよかったです。身長がもう少しあればなおよし(笑)。
歌はやっぱり誰よりもうまい。低音を効かせて歌うコリンズのナンバーは、どれも自分のものにしていましたね。
役者としてはどうかな~?と期待半分でしたが、まぁ及第点といったところ。エンジェルが死んでしまうシーンはあまりにもアッサリとセリフをしゃべってしまい、観ている側が感情移入できず残念[もうやだ~(悲しい顔)]

エンジェルこと田中くんは、期待をうらぎることのない出来上がりっぷりでした。
何よりも私のハートを打ちぬいたのは、コリンズと出会ったシーンでの「“NO”なんて言わせないっ[るんるん]」の一言に尽きます(笑)。いや~、かわいい[黒ハート]。私の中の最高なエンジェルは初代ですが、それに次ぐレベルだと思いました。
ただ、ダンスが今ひとつ・・・。エンジェルといえば有名な、机に乗ってダンスをするシーンがありますが、そこが一番の見せ場になるはずが観ているこちらがハラハラするようなダンス。危なっかしくて迫力に欠けましたね。
あと、これは演出ですが今回は派手派手な衣装が満載!エンジェルはどう見ても“矢島美容室”にしか見えませんでした・・・(笑)。

ジョアンヌ、モーリーン、ベニーはちょっと端折ってしまいますが、みんな今までとはずいぶん雰囲気が違いました。ジョアンヌは弁護士とは思えないほどちょっとガサツな感じ。モーリーンはミミよりも断然SEXY(衣装も)で、ジョアンヌに対するワガママもとても子どもっぽくてかわいい感じ。ベニーは過去の誰よりもイイ人でしたね(笑)。
あ、中でもモーリーンが客席を煽る“OVER the MOON”のシーンはかなり寂しかったです。全然会場が盛りあがりきれていないのにアッサリと引いてしまったので、「え?もう終わり??」という戸惑いだけが残りました。確かに本気になると長くなってしまうシーンだから仕方がないのかもしれないけど・・・うーん。

こんな感じで、新しいキャストはみんなそれぞれ過去のRENTとは違う役作りをしていて、すごく新鮮でした。まったく違う舞台を観ているようでおもしろい。
全体的になくなったシーンもあったし、何よりもセリフや歌詞がずいぶん変わっていましたね。
特に歌詞はすでに頭に入っているので、同時に違う歌詞で同じ歌が頭の中を流れて、ややこしいったらありゃしない(^^;。こればかりは前の歌詞が懐かしくて、少し寂しい気がしました。特にロジャーの♪出てけHEYドアはあっち~が聞けなかったのが残念(笑)。

今回の舞台は、演出家の方がいい意味で今までとは別のRENTを意識されたようです。
何度も再演されるとありがちな“この役にはこの衣装”とか“この役にはこのセリフ”などという固定観念が、全て取り払われていましたね。
でも、決してそれがないからおもしろくないとか、わかりにくいなんてことはありませんでした。むしろ今イメージを壊してしまったほうが、これから先に再演されたときに自由が利くし、過去のRENTが燦然と輝くものへと変わっていくと思います。

久しぶりのRENT、楽しませてもらいました。
思いっきり若返った感のあるストーリーに、帰宅したらまず映画を見返さなくては!と思う私です。

ちなみに、この日は偶然ロジャー役のKの誕生日[バースデー]でした。
何度目かのアンコールのあと、森山くんが「大事な発表があります」と語り始め、何事かと思いきやKの誕生日であることを発表!何も知らされていなかったらしいKが驚いたような顔で登場し、キャストとスタッフ、そして会場の全員でHappy Birthdayを合唱。
ケーキはミミが持ってきて、ろうそくを吹き消すKにみんなで拍手喝さい[手(パー)][手(パー)]
こういうイベントのある日にぶつかることは滅多にないので、すごくラッキーでした!!おめでとう、K!

東京での公演は来月まで続き、年が明けてからは大阪へ移動します。
C嬢は大阪へも行くらしいですよ(笑)。
私はこれがファイナルでしたが、本当に観られてよかった。やっぱりRENTはステキな世界だと思うのでした[わーい(嬉しい顔)]
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